サバの駅
青森県八戸市六日町12 大松ビル1F
TEL.0178-24-3839
各地で水揚げされるサバですが、八戸前沖の緯度は、北緯40度30分。 日本最北端の冷涼な漁場で漁獲される脂がのったサバで、「八戸前沖さば」としてブランド化されました。 太平洋沿岸を回遊するサバは伊豆半島沖で産卵し、餌を食べながら北上します。そして最北端の海で充分な脂肪分を蓄えていきます。 プランクトンが豊富なこの北緯40度30分の海域は、緯度が高い分、水温が低い。 たくさん食べながら、この水温の低さはサバに脂肪を蓄積させます。サバは大型であればあるほど粗脂肪を蓄積し、500グラムを超えると体重の30%が粗脂肪となります。
八戸前沖の緯度は、北緯40度30分。日本のサバの漁場としては最北端に位置します。
サバは、海水温が18度になると粗脂肪分が高くなると言われています。八戸前沖は、例年9月に入ると海水温が急激に低下します。
トップシーズンに八戸前沖で漁獲される600g以上のサバには、粗脂肪分30%に達するものがあります。また、400g程度の小さい魚体でも粗脂肪分15%以上になります。文部科学省が発表する五訂増補日本食品標準成分表によると、真サバの脂肪分は12.1%と発表されていますので、八戸前沖さばの粗脂肪分がいかに高いかということがわかります。 また、粗脂肪分は北欧産のサバよりも後味が良く、消費地の飲食業界の方からは「日本一脂がのったサバ」と評価されています。
サバの粗脂肪分には、EPA・DHAという不飽和脂肪酸が含まれていますが、その含有量は粗脂肪分が高くなると増加するという特徴があります。
「サバの生き腐れ」という言葉があるように、サバは傷みやすい魚です。八戸前沖さばは八戸漁港から数キロ離れた沖合の漁場で漁獲される為、新鮮なうちに水揚げすることができます。
以上のような特徴により、八戸では「新鮮で」、「おいしく」、「健康に良い」サバが漁獲できるのです。